着付けを際立てる道具 「扇子」2

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こんにちは、本日も着付けのお勉強をしていきたいと思います。
本日は第23回目です、着付けにはその着物や着付けスタイルを
際立てる様々な小道具が存在し、昨日は扇子を題材に
ブログを書かせて頂きました。

昨日書いていたように扇子にも様々な種類が存在するんです
今回は扇子の種類を書かせて頂こうかと考えております。
貫太郎(かんたろう)です、宜しくお願いします。

気がつけばすでに木曜日です、年齢がどうのとは言いたくありませんが
年々時が過ぎるのが早く感じます。
一日一日を大切にしていく必要がありますね。

小さい頃は自分の中で新しい発見や経験などが多く
そのたびに驚き、成長していたためか
一日が本当に長かったように感じます。

しかし歳をとっても一日一日新しい経験をされている方は
多く存在するかと思います。

願わくば着付けが皆様の新しい発見に繋がると良いと思います。

それでは扇子の種類を勉強していきましょう。

ますは「冬の扇」と呼ばれる扇子です。
主に儀礼用として用いられる扇子です。中啓は能楽をはじめとする諸芸能でも使われております。
古くは10本骨の沈折(しずめおり)の扇も広く用いられ、これは夏冬共用の形式であったそうです

続いては「夏の扇」です。 蝙蝠扇と呼ばれます。現在一般に市販されている両面貼りの骨の多い扇子も夏の扇です。
なお公家の夏の扇は江戸時代に至るも蝙蝠扇と称し、骨が扇の裏面に露出していたようです。

次は「軍扇」 : その昔武将が戦場に携えた扇です。
その形式は時代によっていくらか相違はありますが
だいたいは骨は黒の塗骨、表は赤地に金の丸で日輪をあらわし
裏は紺色の地に銀で月と星(多くは北斗七星)を描くといったものであったそうです。
良く戦国時代の武将などが手にしているのを見ますね。

今日の最後は「鉄扇」です。
親骨を鉄製にした扇です。鉄の短冊を重ねたもので、閉じた状態の扇子の形を模しただけで開かない(つまり、扇子の親骨型の鉄塊)鉄扇も存在します。携帯用の護身具、または鍛錬具として用いられたそうです。
知りませんでしたが、扇子(扇)は武器としても用いられたのですね。

他にも色々な扇子が存在します。
現在では、上記したように夏の扇が一般的な扇子として親しまれておりますが
昔は本当にたくさんの扇子の種類が存在したのですね。

まだまだ扇子の種類はありますので
機会がありましたら、どんどんと紹介していこうと思います。
私も仕事で大事な事が多くなってきました。
時期的にもたくさんの変化と出会いを味わう方が増える時期ではないでしょうか?
変化を恐れずに、楽しめるように毎日を過ごしましょう。

貫太郎

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