着物というものを再度考える

着物というものを再度考える

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こんばんは
本日も着付けのお勉強をしていきたいと思います。
本日は第37回目です
今回は着物に関して、再度考えていこうかと思います。
貫太郎です、宜しくお願いします。

少しづつ季節は流れ、温かさを感じられるようになってきました。
季節の変わり目にさしかかろうとしている今日
こういう季節の時期に私はいつも考えます。

たとえば日本には四季と呼ばれるものがあり
春夏秋冬を楽しめますが
同時に過ごしにくい部分もあります。

かたや常夏の国では、年中が夏のような暑さです
四季がないので、さみしいですが、ある意味過ごしやすいとも言えます。

そうです、暑い寒いという感覚さえも
少し場所が変われば変わってくるものなのです。
柔軟に色々な事柄を体験し、見て回る事は最大の勉強になると思います。

さて着物のお話です、新しい年の始まりには着物を着るというかたは少なくありません。
その年の終わりや、季節の変わり目に着用する着物は色々な反省や自らの決意
また、これからの大事な意気込みの一つとなります。
着物は日本人として、ひとつの気持ちの切り替えに利用できるのですね。

新しい場所や出会いを期待し、何かの節目に着物を着るという事は非常に素晴らしい事であると思います。
新しい出会いにも、心地よい緊張感が生みだせるように。

また一言に着物といっても、染め方や織り方、ご紹介したように着物の年代にともない生地なども全く違います。
持っている着物が少なくても、レンタルなどで
散々着物を選ぶこともできます、美容院で少しお金を払い着付けとセットをしてもらうだけで。
いつもの日常が非日常に生まれ変わります。

着物というのは人それぞれではありますが
何かの節目に、自分の文化コスチュームとして着用するのには本当にうってつけなのです。

また着物が一番似合うのは、どこの国の人でしょうか?
アメリカでしょうか?フランスでしょうか?
もちろんおわかりですね、日本人が一番着物が似合うはずなのです。

いくらスタイルが良くても、着物を本当に着こなすのは難しいです。
やはり日本人特有の品と、文化があってこそ、着物を一番着こなせるのです。

そういう意味では着付けは食事のマナーであり、お箸の使い方とも言えます。
日本食を食す時に必要なマナー
それは日本の文化を象徴する着物を着こなすための
ひとつの作法でありますから
その着付けを覚えるのは、日本人としてのマナーをひとつ覚える事に近いと思います。

皆様も機会がありましたら、是非着物に触れてみてください。

貫太郎

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