こんばんは
本日も着付けのお勉強をしていきたいと思います。
本日は第50回目です。
私の出身は関西地区の京都府となります。
第1回目に書かせて頂いたかと思います。
関西でも、昔から着物の売買が盛んであった土地で
着物にちなんだ事柄を代表する都市です。
また、仕立て屋さんや着物屋さんだけでなく
最近は着物のレンタルや、海外の方にむけての舞妓変身体験などもあります。
しかし違った視点から見れば
江戸っ子などと呼ばれるように、東京も着物のメッカだと言えます。
そして、実は関東と関西の着物の仕立て方や、帯の結び方は
少し違ってくるのです。
本日はお着物の関して、関東と関西の違いを書かせて頂こうかと思います。
着付けや着物に関して、色々とお話を書いてきましたが
今日で記念すべき50回目をむかえました。
着付け方から、着物のスポットまで色々なお話を書いてきましたが
皆様がどのような情報を知りたいのか
まだまだ未熟な私では、理解が乏しい部分がございます。
もし、こういう記事を書いて欲しいなどの要望がございましたら
遠慮なく書いて頂ければ有り難く思います。
さて関東と関西の違いですが
帯を結ぶ際、柄や色の出具合によって巻き方を変える事があります。
この巻き方ですが体を軸にして時計回りに巻くのを「関東巻き」と呼び、読んで字のごとく、この巻き方は関東の方に多いです。
反時計回りに巻くのを「関西巻き」と呼ぶことが多いのです。ではその理由はどのようなものでしょうか?
実はいくつかの説があります。その昔、関西は公家文化が中心であったために、自分で帯を巻くのではなく
お付きの方に帯を巻いてもらうということが多々ありました。
巻く人が右きき(右ききの人が多いので)で巻きやすいように関東とは逆になっているという説。
また関東では武士文化だったため、刀を差す時に引っかからないようにするために
関西とは違う逆の巻き方をしていたのが庶民に広がったという説など、色々とあります。
着物は人々の生活や慣習と共に発達してきた衣服ですので、地方の風土によって変化します。
そのため、「好み」も地方ごとに個性があります。
インターネットなどの普及により、さまざまな情報が簡単に手にはいるようになりましたが
着物はその何百倍もの歴史がありますので、根強く土地柄が残っています。
土地によって違う事柄は様々ありますので、またご紹介していきたいと思います。
余談ではありますが50回突破記念としまして。
何か簡単な企画でもできれば楽しいかなと考えております。