成人式男袴の着付けについて
着付のいろは

成人式男袴の着付けについて

成人式に羽織袴を着る男性。

成人式には男性も和装を

成人式はもともと武士の元服の儀式が続いているものです。20歳を境に、子供から大人になるための通過儀礼として、人生の中でも大きな節目となるものです。
古来より、男性の正装は紋付き袴と決められいますので、このような儀式の際には、正装で臨むのが理想的ですね。
とはいえ、現在では着物を着る機会はほとんどありませんので、正装とはいえ、紋付き袴とその他一式をそ揃えている家庭のほうが珍しいのかもしれません。

羽織袴を現代風に自由に着こなす若者

しかし、成人式くらいは袴でということで、レンタル袴を着られる人も多く見られます

もちろん、スーツで参加しても問題ありません。

男性の第一礼装といわれる紋付き袴は、黒羽二重、染め抜き五つ紋付きの長着と羽織に仙台平の袴をつけたものです。
家紋が入りますのでレンタルでは難しいのかもしれませんね。
中に着るものなどは地方によっても異なるようですが、正装を来た男性はやはり凛々しく、魅力的です。

レンタル衣装などで多く見られるカラフルな羽織袴は略礼装と呼ばれ、パーティーなどで着用されるものです。
友人数人でバラバラの色の羽織にしたり、お揃いのものを用意したりすることも流行しているようです。
しかし、カラフルすぎて、笑点メンバーのようになっている写真もあり、微笑ましいですね。

手に持つのは正装では白扇ですが、成人式では刀を持っている人もいますね。着物を着ると殿気分になるのでしょうか。

髪型に関しては、男性はそのままでも問題ないと思いますが、リーゼントにする人が思いのほか多いのには驚きました。
モヒカンや、ドレッドヘアーなど、髪型に関しては自由に、目立つようにやっているようです。
ただ、正装の場合は和装の魅力を最大限発揮できる髪型がよろしいかと思います。

徐々に利用されて始めている男性袴のレンタル

女性の袴や着物のデザインに現代風のバリエーションがあるように、男性の袴にも様々なバリエーションがあります。
袴の色がグラデーションになっているものは、非常に人気です。とはいえ、女性とは異なり男性にはまだ着物への抵抗があるみたいですね。

黒のスーツは社会人となっても重宝しますので、黒のスーツを用意して着てくる人がまだまだ多いようです。
また、羽織袴と模造刀を持ちだして警察沙汰になったこともあり、良い印象を持たれていないことも事実です。

しかし、日本の美しい文化である着物を若い男性にも楽しんでもらいたいものですね。
社会的にも、もっと男性の着物を着るハードルを下げられたら素晴らしいことだと思います。

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